山椒すりこぎ棒
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※価格は消費税込・寸法(cm)はL(長さ)×Ø(太さ)
地元の山の山椒をすりこぎ棒にしました
解毒作用があるとされる山椒の木を使用したすりこぎ棒は昔から使われています。
すりおろす際に、国産の山椒すりこぎ棒から微量に山椒の木が削られて食品に混ざる量が丁度、解毒作用の効果をもたらしてくれます。
一言に山椒の木と言っても数種類の山椒があります。
山椒の仲間には、冬山椒(ふゆざんしょう)、烏山椒(からすざんしょう)、犬山椒(いぬさんしょう)、そして山椒(本山椒)があります。
それぞれの山椒の違いがあります。
山椒
みかん科さんしょう属(落葉低木)
地域により山椒は「本山椒」又は「ハジカミ」等と呼ばれています。
自生は、北海道、本州、四国、九州の山地です。
枝や葉柄の基部に対生する刺があり、4月から5月に枝先に黄緑色の多数の小さな花が咲くき、果実の直径は5ミリ程の球形で赤褐色が特徴です。芳香のある若葉と種子は香料に、果皮は薬用に用いられます。
当店の山椒のすりこぎ棒はこの本山椒の木を冬に伐採します。
それから数年間、乾燥させた原木をすりこぎ棒に加工します。
松本盆地を囲む山から伐採しますが、腰の高さまで積もった雪の中を探し歩き、一日で小さい物(5,000円コーナーのサイズ)で2本から3本の山椒の木が見つかれば良い方です。(ちなみに、犬山椒は多く、一般に普及しております)
当店のすりこぎ棒は本山椒から作られています
犬山椒
みかん科いぬざんしょう属(落葉低木)
自生は、本州、四国、九州、朝鮮、中国の山野です。成長は山椒より早く大きくなります。
枝に互生する刺があり、7月から8月に枝先に淡緑色の多数の小さな花が咲き、果実は楕円形で黒味を帯びた赤紫色が特徴です。
自生が多く成長が早い事から、現代の山椒のすりこぎ棒とされています。
烏山椒
みかん科いぬざんしょう属(落葉高木)
自生は、本州、四国、九州、沖縄、小笠原諸島、中国、台湾、フィリピンの暖地の沿海地や山地です。枝に刺が多く、7月から8月に枝先に淡緑色の多数の小さな花が咲き、果実は直径5ミリから6ミリの球形で黒味を帯びた赤紫色が特徴です。犬山椒と実は似ていますが、木の大きさが異なります。
冬山椒
みかん科ふゆざんしょう属(常緑低木)
自生は、本州、四国、九州、沖縄、小笠原諸島、中国、台湾、フィリピンの暖地の沿海地や山地です。枝に刺が多く、7月から8月に枝先に淡緑色の多数の小さな花が咲き、果実は直径5ミリから6ミリの球形で黒味を帯びた赤紫色が特徴です。犬山椒と実は似ていますが、木の大きさが異なります。
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